2014年春アニメ
こんにちは(´・ω・`)
また3ヶ月の流れる速さに絶望する時期がやってまいりましたね、恒例(?)の総括記事でございます。
前期の記事で大きく取り上げた難民問題でしたが、どうやら大きな動きがあったようです・・・
きんいろモザイク2期制作決定!!
のんのんびより2期制作決定!!
やりましたね。
のんのんびよりはストック数こそ不安でしたが、支持率的にも売り上げ的にもいつかは来るとは思っていましたが、まさかこんなに早々に決まるとは・・・
加えてきんいろモザイクまで2期が確定という嬉しい知らせ、やはり難民は自身の2期でもってしか真の意味では救われないでしょうからね・・・!
,, _
/ ` 、
/ (_ノL_) ヽ
/ ´・ ・` l ゆゆ式は死んだんだ
(l し l) いくら呼んでも帰っては来ないんだ
. l __ l もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
> 、 _ ィ
/  ̄ ヽ
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ゆゆ式2期も末永くお待ちしています・・・
ゆゆ式は置いといて()
前期は未確認で進行形と桜Trickで荒れに荒れた難民枠でしたが、今期はこの騒ぎを鎮めるかのように、超正統派難民枠が降臨しました。
それがこちら
・親とか除いて主要キャラは全部女の子
・シリアスさの欠片もない平和な日常系
・ギャグアニメのはずなのに一向に来ない笑いどころ
・レズ完備
と、まさに王道を往くきらら兵器。
TLにも多くの家畜を生み出し非常に気持ち悪かった。
おそらく今回も多くの難民が発生することが予想されますが、円盤が中々売れているようなので原作のストックが補充されれば2期は来そうですね( ^ω^)
内容については特に説明するほど大したシナリオは無いので省いて雑感に行こうかと思います。
ゆゆ式やきんモザにも言えることなのですが、この手の日常系は脳細胞が破壊されてからが勝負的なところがありますね。
実際2話目くらいまでは真顔になるような寒いボケや、「もはやツッコミというよりただの感想なのでは?」とこっちがツッコミたくなるような寒い掛け合いの方ばかりが目について見るのが苦痛でした。
しかしながら、3話を越えたあたりから段々とキャラの特性や魅力になる部分が固まってきて、寒い部分が上手くキャラの味の中に収まるようになってきます。
ここまで来てしまうと、あとは目に入ってくるのは可愛い女の子たちの、思わず口角が緩んでしまうような掛け合いばっかりですから、まるで疲れて家に帰ったサラリーマンが娘の寝顔を見て一日の疲れを吹き飛ばすように、癒しとニヤニヤを提供してくれるアニメとして段々次が楽しみになってくるわけですね。
これが日常系アニメに脳細胞が破砕されるメカニズムです。これをこじらせると俗にいう萌え豚という汚物が誕生します。
そんなカテゴリに入ったごちうさでしたが、特に自分が異色に感じたのが、やたらサービスシーンが多かったということですね。
それを象徴するようなキャラとして、天々座理世(通称リゼ)がいます。
間違えましたこっちです
このリゼというキャラ、設定としては主人公が下宿している喫茶店のアルバイトで、軍人の父親の影響で男勝りなミリオタという痛い子なのですが、
正直もう汚れ役といってもいいんじゃないかというレベルでサービスシーンばっかりさせられてます。
どのくらい多いのかスクショと共に振り返ってみましょう。
まず、大事な大事な初登場シーンですが、のっけから下着で登場という衝撃のデビュー。
個人的なイメージだと、こういうアニメだと女子更衣室って上手いこと見えないようになってるもんだと思ったんですけど、このアニメではこの後も容赦なくカメラが潜入していきます。
普通露出度高めのテコ入れというのは中盤以降にやるものだと思うのですが、ごちうさでは3話にして主要キャラの入浴シーンをコンプリートという爆速具合。
さらにさらに、本来水着回は1期に1回やれば十分なものだと思うのですが、
このリゼに関してはビキニと競泳水着は別カウントと言わんばかりに水着回2回という謎の拘りっぷり。
個人的にはこのリゼ君の柔軟体操は割とツボに入りました(どうでもいい)
このシーンもそうなのですが、随所にスタッフのフェチズムが散りばめられているなというカットが見られます。
個人的にはこのシーンとかめちゃくちゃ推したいですね、黒ストも膝裏も素晴らしい。
さて、ここまでサービスシーンの多さを特徴として紹介してきたわけですが、実は単純にプラスの方向にだけ作用したとは個人的には思っていません。
それが何故なのか、恒例の推しキャラ紹介とセットで述べていきたいと思います。
通称シャロ。リゼの後輩で、千夜(上の黒ストの子)の幼馴染という設定、主人公たちとは別の喫茶店で働いている。
お嬢様校に通っており、そのいかにもな容姿や仕草から周りにも勘違いされやすいが、実はボロ小屋ぐらしの貧乏特待生少女。
貧乏だとバレたらみんなに幻滅されると思って必死に隠していたが、なんか突然家から出るところでみんなと鉢合わせてバレた( ´,_ゝ`)
で、このキャラのもう1つ重要な設定があります。
それは、リゼに恋しているという設定です。またかとか言わないでください(´・ω・`)
暴漢(実際はただの野良ウサギ)に襲われていた(実際はただ道を塞がれていただけ)ところをリゼに助けてもらい、憧れを抱くようになったという、いわゆるチーナ系。
お泊り会で好きな人を暴露する流れだと勘違いして、焦りながらリゼをチラ見してうつむき加減で赤面するシャロちゃんは中々ブヒリティ高かった。
健気で一途で、それでもなかなか報われない女の子って、ちょっとした幸せイベントでものすごいいい表情するから好きですね、応援したくなります。
さて、ここからが前半との絡みになってくるわけですが、要するにこのアニメは公式見解として百合が含まれるということになるわけです。
恋愛感情のベクトルが公言されてるのはシャロ→リゼだけですが、他のキャラの間にも心の繋がりやスキンシップ描写は多分に含まれているわけで、そういうところまで妄想を拡げて楽しんでくださいというのがこの手の作品の意図なわけである。
それを踏まえると、サービスシーンというのがコンセプトと逆行しているのがお分かりいただけるであろうか?
基本的に百合作品の世界のコミュニティには男はいないわけで、視聴者はあくまで女の子の世界を、あたかも「箱庭」のように眺めるものだと考えている。
ところがサービスシーンというのは「男の目線の表現」であり、百合作品として眺めるには視点が異なってしまうわけである。
今になって考えると、サービスシーン問わず男の目線の表現が多用されていたというのがこの作品の大きな意味での特徴だったのではないかと感じます。
勿論それを理由にこの作品を酷評するものではありませんが、これだけの材料が用意されていながらあまり百合作品を見たという印象が残らなかったのは一つ気がかりな部分でした。
まぁ、そのかわりに単体性能の高さという意味では十二分に発揮していた作品であることには間違いない。可愛さは正義。
ということで、導入部分から長くなってしまいましたが、ここで一度大枠に戻りたいと思います。
今期は前期が不作だったということもありますが、全体的に豊作という声が多かったのではないでしょうか?
自分の場合はその安心感もあってか、結構バッサリ切ってしまった部分もあって、最終的に完走したのは
・ご注文はうさぎですか?
・selector infected WIXOSS
・僕らはみんな河合荘
・金田一少年の事件簿R
・それでも世界は美しい
・ラブライブ!2期
・一週間フレンズ。
・マンガ家さんとアシスタントさんと
・ぷちます!!
と、却ってシェイプアップされ過ぎた感もありました^q^
ついでに、浮いた時間(?)を使って前々から多方面から推されていたシュタインズ・ゲートも回収しました・。・v
今期の中でネットでの評価が高いピンポン、シドニアの騎士、棺姫のチャイカあたりを完全にスルーしてしまっていた部分が心残りであり、
特にシドニアとチャイカは秋に2期があるようなので、少なくとも序盤は夏のうちにチェックしておきたいかなと思っています。
前回記事でも軽く宣伝しましたが、今期私が最も推したいのがこちら。
PVの時点から、キャラデザインとは裏腹な独特の重苦しい空気感と、OPのカッコよさに良作の予感がほとばしり注目していた作品。
いざ見始めるとその展開の巧妙さと引きの上手さに、気がつくと今期一番続きが気になるアニメと化していました。
まずこの作品の背景から説明しておくと、元々はWIXOSSというカードゲームの販促アニメというポジション。
こういうと敬遠してしまう人も多いと思いますが、「販促する気ないですよね?」とツッコミたくなるくらいカードに関しての予備知識は不要です。
具体的にいくつか根拠を挙げていくと
・戦闘シーンは平然と数ターン飛び、重要な対戦でも基本的に数分で終了(CMをまたいだら終わっている場合も)
・カードの効果の説明やステータス表示は一切無し(一応カードゲームの公式HPで解説はある)
・基本的にWIXOSSやってると不幸になるのでやらないほうがいいという描写多数
といった具合。
これだけ見ると酷いですが、描きたいものが何話もかけた戦略のぶつけ合いではなく、勝敗に起因する出来事や心理描写であるということです。
要するにあくまでカードバトルは手段であって目的ではないということですね。
実際、カードゲームは筋力や技術で勝敗が決まるものではないためどちらが勝つか分からないという要素に加え、勝敗が明確というのも表現しやすいところ。
加えて、このアニメに大きくかかわってくる部分なのですが、「ルリグ」と呼ばれるカードが大きく話を特徴づけ、また面白くしていく要因になります。
シナリオや雑感の解説に移りましょう。
このアニメを端的に表すならば、「カードゲーム版魔法少女まどか☆マギカ」という表現がしっくりくるかもしれません。
まどマギの場合は願いを叶える代わりに魔法少女になってほしいというキュウべぇの言葉にそそのかされて少女たちが絶望の連鎖に飲みこまれていくわけですが、この作品ではさながらその位置にルリグがいるわけです。
ルリグというのはWIXOSSというゲームにおいて主役をなす、女の子を模したカード。
勿論通常はただのカードなのですが、セレクターと呼ばれる選ばれた少女には、そこに宿る女の子の声が聞こえ、動きが見え、意思疎通ができるのです。
セレクターはルリグから
「セレクターにWIXOSSで勝ち続けることで夢限少女になることができ、何でも願いを1つ叶えることができる。ただし、3回負けると夢限少女になる権利を失う。」
というルールを聞かされる。
しかしながら、まどマギをちらつかせれば察しがついたと思いますが、このルールはあくまで表面的なモノであり、そんなに単純にチャンスを与えてくれるものでは当然ありません。
どこにどういう条件が潜んでいるのか、そこにどのような苦悩や画策が絡んでくるのか。
核心部をネタバレしそうなので多言は避けますが、端的にいえばどういう脳ミソをしてるとこんなかわいそうなシナリオを用意できるのかといいたくなるような感じです。
絶望と理不尽の底で手にしたはずの希望を容赦なく叩き潰していく展開に思わずゾクゾクさせられてしまいます。
また、まどマギよりさらに性質が悪いのが、ルリグたちも単なる黒幕ではないということです。
セレクターにはセレクターの、ルリグにはルリグの理不尽へと抗う苦悩が描かれています。
展開の予想と共に心理描写の掘り下げをしていくことでも、見えてくるものがあるのがこの作品の楽しめる部分でもあります。
なお、このアニメは分割2クールとなっており、秋には後編「selector spread WIXOSS」が始まります。
少しでも興味を持っていただけた方は数話でもいいので目を通していただけると幸いです。
・・・
このまま終わるとなんかいつもと空気違くね・。・
って感じなので、最後に2話から登場のナイスキャラ紹介をしておきます。
読者モデルとして活躍するセレクターにしてブルーデッキの使い手。
序盤から出といてハンデス(ハンドデストロイ、手札破壊)というえげつない戦略を基調とし、その戦略思考からも分かる通りとにかく性根の黒いぶりっ子キャラ。
彼女のルリグであるピルルクには相手の願いを覗き見る能力があり、そこを起点に相手のメンタルを抉りプレミを誘うことを得意とする(完全にゲス)。
ホルビー赤崎演じる彼女の煽りの演技や、素に戻ってマジギレした時のギャップには一見の価値あり。声優の本気が見られる。
主人公の友達を煽りに煽ってからのキルミーダンスで主人公を激昂させ、バトルフィールドにいざなうことにも成功している。
性根の腐った青使いというとこいつを思い出しますね(歳がバレる)
次に紹介するのは、今期のダークホースともいえるこの作品。
少女漫画原作ということもありあまり期待しないで見始めたのだが、正直そこらの青年向けアニメよりよっぽど面白かった上に後半は悶絶しっぱなしだった。
物語の始まりは、即位から三年で世界を治めた「晴れの大国」の王リヴィウス1世(通称リビ)から、田舎の弱小貧乏国家「雨の公国」に対し、
「自治を認める代わりに姫を一人嫁に寄越せ」
という打診があり、じゃんけんで負けた雨の公国の第4公女ニケ・ルメルシエが嫁ぐことになることから始まる。
無慈悲で冷血で女好きな暴君で、おまけにスキンヘッドで角が生えててムダ毛が多くて口が臭いと噂される太陽王であったが、
腹をくくり向かった晴れの大国でニケを迎えたのは―
何とまだまだ幼い少年であった・・・
そう、このアニメ、いわゆるおねショタなんです(`・ω・´)
しかしその道のりは二人の性質も相まって難航します。
ニケの国が雨の公国と呼ばれる所以として、この国の王族は「アメフラシ」と呼ばれる雨を降らせる能力を有しているのですが、
謁見早々ニケは太陽王から「晴れの天候に飽きたから雨を降らせろ」と、嫁というより暇つぶしの道具して呼ばれた事実を投げつけられる。
そう、この少年、曲がりなりにも世界を納めた王様ということで非常にプライドが高く態度もでかいのですね。
一方ニケはニケで男勝りな勝ち気な性格ですから・・・
キレてしまいました^q^
その結果・・・
まさか投獄から始まるラブロマンスとは・・・
こんな状態からの出発ですが、この二人はここからどう近づいていくのでしょうか?
それには実はアメフラシの能力が関わってくるのです。
そもそもアメフラシの能力とは、その土地の美しさを歌に込めることによって雨を降らせる能力なのですが、
ある過去が引き金となり、リビはこの世に美しさを感じる事などなくなってしまいました。
様々な事件や出来事を乗り越え、この世界の美しさを感じ、思い出し、
互いが互いを如何にかけがえのない大切な存在なのかに気付きながら恋に落ちていく。そんなお話なのです。
リビのことをただの生意気なガキとしか思っていなかったニケの気持ちが、ニケをただの雨を降らせるおもちゃとしか思っていなかったリビの気持ちが、
雪解けを重ねていくことで初めからは想像もつかないような変化を遂げていく様子が非常に巧妙に、それでいてストレートにまとめられていて、
最後には思わず「末永く爆発しろ」と賛辞を送りたくなること請け合いです。
それから、このアニメのもう1つのお楽しみポイントとして、ストーリーの進展に合わせてOPのイラストが毎週ちょっとずつ変わるというのがあります。
間違い探し感覚で、周りのキャラとの繋がりの構築過程をしみじみと振り返って行けるという粋な計らいですね。
どうでもいい余談ですが、この作品を見てから雨パモチベが地味に高いです()
アメフラシの能力を持つニケはさながらニョロトノ(♀なのに殿)
その相方となる王であるリビはさながらキングドラ(太陽王なのにすいすい)
やはりスカガブにすら抜かれるオムスターとかいう貝は邪道なのですよ( ^−^)
さて、他にも見てきた作品についてしゃべりたいことはいくらでもあるのですが、
飽きたあまり長くなってしまってもアレなので、今回はこの辺にしておこうかと思います。
最後に、個人的に1つ嬉しいニュースが飛び込んできたので紹介して締めたいと思います。
デンキ街の本屋さん、アニメ化決定!!
何それって感じの方も多いと思うので軽く説明しとくと、日本のとある電気街(ほぼほぼ秋葉)にある本屋さん「BOOKS うまのほね」を舞台としたラブコメ作品です。
そんな立地の本屋ということで非常に強烈な個性を持ったキャラたちの集まりとなっているのが大きな魅力。
恋愛のベクトルもギスギスとは言わないまでも結構衝突や誤解やすれ違いが絡みに絡んで、中々の歯がゆさや切なさやニヤニヤが味わえる。
その中で特に気に入っているのがこのキャラ。
この作品はあだ名がデフォなんですけど、本名なんていうんだこの人( ´◔‿ゝ◔`)
ちなみに先生といっても教師ではなく、作家さんの方の先生です。
マンガ家デビューを夢見て本屋の仕事の傍ら同人活動に勤しんでいます。
このキャラの魅力は何なのかというと、ズバリ女子力の無さが可愛いというところです。
字面だけだと全く意味が分からないと思うので、自分がこの漫画を気に入って読み始めるきっかけになった画像(ネットの海の拾い物)を参考資料に貼ります。
どういうシーンかというと、先生ちゃんの女子力向上を目的として、徹夜で店に残って同人執筆作業中の先生ちゃんを隠し撮りし、
後日それをVTRにして対策会議をしているといったシーンの一部ですね。
ちなみに先生ちゃんは逃げられないように椅子に縛り付けられています。
どうですこれ?何とも言えないよさを感じませんか・・・?
実際この先生ちゃん、読んでいくほどにその大人っぽい容姿とは裏腹に、女子力が無かったり、追い込まれると子供っぽくなったり、ウブだったりとギャップがどんどん滲み出てきます。
ラブコメ展開に流れ込んで女子力無いなりに色々頑張ろうとして自滅していくさまもなんだか応援したくなりますよ・。・
ということで、秋にやるみたいなので楽しみにしています。
勿論、思ってる世界観が再現されないのではないかという不安はありますが、まぁそのときはそのときですね・・・
夏アニメホントに惹かれるものが見当たらないので、面白いのがあったら教えてください・・・
ではノシ