2015年 春・夏・秋アニメ

思い起こせば前回記事を書いたのは4月の頭。
当時の私はこんな言葉で記事を締めくくっている―

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( ^v^)・・・



( ^v^)やってしまいましたなあこれは








いや〜
別にそんなに忙しかったわけでもないんですけどね〜

なんだかんだ、
「明日○○時に起きないといけないから、××時には寝ないとな〜」
ってのが日々あるせいで、
モチベに任せてガーッと何かをやるってのがめんどくさくなりましたね。はは・・・









学生サイクルに帰らせてくださいお願いします

なんだかんだ無遅刻だし、人間追い込まれれば割と何とかなりますね。





ということでね。
年末年始で久々にやることが無いので、書いていきたいと思います。
最後に書いたのが今年の冬アニメだったので、春〜秋の視聴作品をリスト化していきましょう。

◆春アニメ
美少女戦士セーラームーンCrystal
アニメで分かる心療内科
ハロー!!きんいろモザイク
てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう
プラスティック・メモリーズ
グリザイアの迷宮/グリザイアの楽園
響け!ユーフォニアム
SHOW BY ROCK!!
えとたま
レーカン!
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン
山田くんと7人の魔女
シドニアの騎士 第九惑星戦役
攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE
てーきゅう(第4期)
高宮なすのです!てーきゅうスピンオフ〜
俺物語!!
・ロボットガールズZプラス

◆夏アニメ
俺物語!!
・ロボットガールズZプラス
のんのんびより りぴーと
干物妹!うまるちゃん
WORKING!!!
Classroom☆Crisis
・実は私は
下ネタという概念が存在しない退屈な世界
がっこうぐらし!
青春×機関銃
キュートランスフォーマー さらなる人気者への道
てーきゅう(第5期)
ワカコ酒
モンスター娘のいる日常
赤髪の白雪姫
わかば*ガール
Charlotte
ミス・モノクローム -The Animation- 2
うーさーのその日暮らし 夢幻編
それが声優!
監獄学園 プリズンスクール
乱歩奇譚 Game of Laplace
オーバーロード
アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!
洲崎西 THE ANIMATION
ビキニ・ウォリアーズ
ゆるゆり なちゅやちゅみ!

◆秋アニメ
ハッカドール THE あにめ〜しょん
緋弾のアリアAA
ゆるゆり さん☆ハイ!
進撃!巨人中学校
・俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ♥された件
落第騎士の英雄譚
ご注文はうさぎですか??
影鰐-KAGEWANI-
ルパン三世(2015)
ミス・モノクローム -The Animation- 3
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
ヴァルキリードライヴ マーメイド
K RETURN OF KINGS
金田一少年の事件簿R(第2期)
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
てーきゅう(第6期)
不思議なソメラちゃん
あにトレ!EX
・血液型くん!3


◆映画枠
たまゆら〜卒業写真〜 第1部 芽-きざし-
たまゆら〜卒業写真〜 第2部 響-ひびき-
たまゆら〜卒業写真〜 第3部 憧-あこがれ-
ラブライブ!The School Idol Movie
・劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza
デジモンアドベンチャー tri.第1章「再会」
ガールズ&パンツァー 劇場版

◆旧作回収
アオハライド
ちはやふる
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!
緋弾のアリア
瀬戸の花嫁
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
・劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ
ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!



学生時代より本数増えてるのはどういうことなんですかね

まぁ、社畜化しても趣味に充てる時間くらいはちゃんとあるよって一つ励みになってもらえばいいかなという^。^;

社会人になるのを機に実家を出たんですけど、
隠れキリシタン系オタク(※1の私にとって、身内の目を気にせずオタクをできる環境の素晴らしさを噛み締める毎日でした。
一人暮らしの解放感に比べたら、家事のダルさとか相殺どころかおつりがくるほど些事なものでしたね。
※1:身内に隠れてこそこそオフに出たりアニメを見たりする涙ぐましいオタクの意。ムッツリ。



フットワークが軽くなったおかげか、今年は聖地巡礼にも精力的な1年でした。
以前ヤマノススメの聖地飯能を巡礼した際に記事を書いた気がしますが、
今年はアレに加えて、
・流山(ろこどるの聖地)
・竹原(たまゆらの聖地)
・呉(たまゆらアルペジオ、艦これの聖地)

に足を運んできました。
特に竹原(と呉)は作中にも登場したイベント、憧憬の道に合わせてはるばる広島まで旅行してきたので、
余力があれば記事にしたいところ。

何気なく見過ごしてしまいそうな日常の景色が、アニメを通して色づいてくる。
そこに聖地巡礼の魅力があると思いますね。
アニメを見て現地に行って照合しているときの満足感と、
巡礼後に作品を見返して、あたかもそこの住人となって周遊しているかのような感覚。
字面以上のご利益があること請け合いなので、オススメしていきたいですね。








まず推していきたいのは春アニメからこの作品。









SHOW BY ROCK!!

あのサンリオが送り込んできた、音ゲー原作の深夜アニメ。
今回はもうこれ紹介できたら終わりでいいかな〜ってくらいお気に入り。
就職したてのおじさんを癒し続けてくれた慈愛に満ちた作品。
今回はその優しさを紹介していきたい。

優しさポイント①〜放送時間〜
社会人ともなると、どうしても深夜アニメのリアタイ視聴は厳しい。
翌朝起きて、1日稼働しないといけないといけないしがらみは大きい・・・
そんな社会人に許された安息が土日の休暇タイムである。(無い方はごめんなさい・・・)
しかし、それ故に日曜夜の虚無感は耐えがたいものがある。
サザエさんが終わると社畜は胸が痛くなるという話は学生時代何度も耳にしたものだ。

そんな社畜のか弱い生活サイクルの中、SHOW BY ROCK!!(以下SB69)の放送時間はというと−





日曜22:00〜




ありがとう、ありがとうSB69.
陰鬱な日曜社畜の心を癒してくれた愛情に感謝。




優しさポイント②〜シリアスだけど・・・?〜
サンリオと言えど大人向けともなればシリアス展開はしっかりある。
その一つに、主人公のシアンが異世界から来たこと、そしていずれ元の世界に帰らないといけないことが、
プラズマジカ(主人公の所属するバンド)のメンバーに知らされるシーンがある。

シアンにレズっぽい感情を抱いていたと推測される(歓喜)メンバーのレトリーは、
シアンとケンカ別れをするような形で逃げ出してしまい、その回は終わってしまう。



いったい二人はどうなってしまうの・・・?^−;
と小さな胸を震わせるか弱いオタクに向けられた次回予告がこれである。





安心過ぎる

1週間モヤモヤせずに済ませてくれる制作陣の愛である。

仲直りできてよかったですよホント(知ってた)




優しさポイント③〜罪を憎んで人を憎まず〜
深夜アニメだと、善悪に対して理不尽なことってよくあるんですけど、
やっぱり根っこがサンリオなんで、この作品も勧善懲悪に則ったお話作りになっています。

主人公たちのライバルにクリティクリスタというバンドがいます。

このバンド、特にリーダーのロージア(ピンクのツインテの子)はエリート中のエリートで、
そのプライドの高さから、序盤はポッと出のプラズマジカに突っかかってくる嫌味なキャラとして描かれています。
しかし終盤になってプラズマジカに敗北すると、用済みと言わんばかりにラスボスに見限られ、
作中でシアンが倒すべき敵とされていたダークモンスターに変貌させられてしまいます。



深夜アニメだと、倒したら実は身内の変わり果てた姿で絶望するみたいな展開が多いのですが、
SB69は、どちらかというとモンスターになったことを後悔するロージア側に焦点を当てていきます。



その声がシアンにも届き救出されるのですが、その直後に
「私、いじわるばっか言ってたから…モンスターになっちゃったんだ…」
と今までの仕打ちを後悔するロージアたそがくっそブヒれるのでの涙には心を打たれました。





反省すれば悪役にも優しい。
そこにSB69の愛がありますね。





優しさポイント④〜みんな可愛い〜
身も蓋もないけど結局ここ大事。、。
見てるだけで癒されるってそれだけでオッサンにはアドでした^〜


人は尊さだけで飯を食える・・・








嬉しいことにSB69,既に続編が決まっております。

なんか同時期にえと○まとかいう、
登場キャラが動物で、
しかも主人公は猫で、
オマケに戦闘になると小さい3DCGキャラになるパチモンアニメがあった気がしますけど、
格の違いを見せつけちゃったかな〜^q^

・・・実のところ、コンテンツにお金を落としてくださる女性ファンの方々のおかげです(´・ω・`)
こればっかりは頭が上がりませぬ。、。
このシーズン円盤売れたのがSB69と血界戦線って時点で、
声だけデカい野郎のオタクより女性ファンのほうが貢献してるってはっきり分かんだね。



「見返すほど面白いんですか」って聞かれたら「可愛いよ」って即答しますけど、
続編もありますのでね、疲れたおっさんはこれを機にいかがでしょうか・・・





オマケ

特集コーナーに出くわして入っていくと、
半分以上女性の方なのでやっぱりサンリオなんだなと改めて気づかされます・・・











続いて秋アニメからこちらの作品









ヴァルキリードライヴ マーメイド

汚いソウルイーターの愛称で一部に親しまれた問題作。

物語の舞台はマーメイドという名の人工島。
A−ウイルス(アームド・ウイルス)と呼ばれるウイルスの感染者を強制隔離するための島である。
感染者としてマーメイドに放り込まれた主人公が、島からの脱出を目指すというあらすじなのだが―

あれ、こんな話どっかで・・・








嫌な予感がする

ということで(?)この作品もクロスアンジュよろしく、
基本的なシナリオはしっかりと1本あるものの、
その軸をキチガイ設定で肉付けしていってしまったため、
シュールギャグとしても高打点を叩き出している。
今回は、その世界観にフォーカスしていきたい。

この作品の持つ並々ならぬ拘りを象徴するかのような資料がある。
以下の、公式サイトから引っ張ってきた制作陣のリストの一部である。

アホみたいな名前のキャラクターがいるのはとりあえず置いといて、
普段あまり見かけないポストが混ざっていることにお気づきだろうか。

特乳技術・・・



_人人人人人人_
> 特乳技術 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

具体的に何をやっているのかはさっぱりわかりませんが、
この作品の力の入れどころがここからも伝わってきます。





A−ウイルス(アームド・ウイルス)についても補足しておこう。
アームドという名の通り、感染者を武器化させてしまうトンデモウイルスなのだが、
監督の欲望の代弁者たるこのウイルスの性能はこんなものではない。
以下にその特徴をまとめてみる。
・女の子しか感染しない(ノーマか)
・感染者にはエクスター(武器化する者)とリブレイター(武器を操る者)の2種類が存在
・武器化は精神的昂揚を得ることで起こる

要するにどういうことか―

このアニメ、おっぱいアニメである前にバトルアニメである(今更)
ウイルスの特性上、リブレイタ―がエクスターを操ってバトルすることになるのだが、
その起動には百合エッチによる昇天が必須ってことですね^q^
何を言ってるか分からない?俺もよく分からない。
参考がてら第1話「私、散らされます」の変身バンクを載せておきます。










  ( ^ω^) …
  (⊃⊂)



 ⊂(^ω^)⊃ セフセフ!!
  ミ⊃⊂彡

かつてデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲームという映画で、
進化中の隙を突くという禁じ手を披露して子供たちをピンチに追いやった極悪デジモンがいましたが、
その比じゃないくらい隙だらけですねこれは。


「えぇ…」


ちなみにこの散らされてしまった主人公、処女まもりという何とも親切な名前をしています。
初めはちょっとしたジョークくらいに思って大して評価していなかったのですが、
体操着姿で登場したのを見て、この監督は天才かと思いました。





敵「胸に処女って書いてあるwww」


敵「自己主張激しすぎ〜www」
敵「処女厨ドキドキですぅwww」


処「処女ではありません!これは私の名字でト・コ・ノ・メと読みます!」


敵「処女じゃないんだ()」
敵「見た目と違って遊んでるんだぁ()」


処「そういう意味では…私は処女です…処女ですけど…

ああ^〜
煽られた挙句要らないカミングアウトまでさせられて恥じらってるのが素晴らしい。





最後に、このアニメのEDの紹介を。
この手の電波ソングは最近聴けてなかったので新鮮ですね。












コラム1.第2回、声優ってすごい
前に1回やった、中の人が同じと知って驚いたキャラを発表するやつです。
なんだかんだ知ってる声優は増えてはきたものの、未だヒアリング能力は未熟なのかもしれない。
今回は、同一クールで出てきたメインキャラに限定して挙げていきたいと思います。



①2015年春 CV.江口拓也


比企谷八幡やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続


剛田猛男(俺物語!!

ヒキタニくん、こんな野太い声出せたんですね。というのが率直なところ。
捻くれたヒョロ男と熱血ゴリラという、180度毛色の異なる2つのキャラを、
違和感なく演じ分けれらているのが凄いと思いました(KONAMI)






②2015年夏 CV.高橋李依


一ノ瀬双葉 (それが声優!


コバヤシ少年(乱歩奇譚 Game of Laplace

声色こそあまり変えていないものの、こちらも全然イメージの違うキャラだったので気が付きませんでした。
それが声優!の作中で少年役を演じる難しさについて語られるシーンがありましたが、
お前問題なくできてるじゃねーかと言わずにはいられない。



コバヤシ少年が本当に少年だったのかとか、この際大した問題じゃないですよ。うん。



ちなみにこのクール、もう一人高橋さんが声を当ててたメインキャラがいました。




直樹 美紀(がっこうぐらし!

がっこうぐらし!、1話の頃はめちゃくちゃ盛り上がってたんですけどね。
ネタばらしのところが完全にピークだった気がしますね・・・






③2015年夏 CV.村川梨衣


一条蛍(のんのんびより りぴーと


真柴直(わかば*ガール

上の2人に比べるとりえしょんの声は聴きなれてたつもりだったんですけど、
真柴直の声がりえしょんなのはホントに最後の最後まで気が付きませんでした。


これをやるときに突然聴きなれたりえしょんの声が聞こえてきて、脳が混乱したのを覚えています。
豚向けアニメといえど、生き残るには技術が求められるご時世なのかもしれません・・・













コラム2.ほぼろさん

私のフェイバリットアニメの1つであるたまゆら
その完結編・たまゆら卒業写真も、いよいよ第4部朝-あした-を残すのみとなりました。

第3部憧-あこがれ-での、不安で泣き崩れるぽっての姿を受けてのクライマックスなので、
「久しぶりにおじさん泣いてしまうかもしれんな・。。・」と、待ち遠しい日々を過ごしています。

そんなたまゆらに、ほぼろさんというキャラクターがいるのですが―

ほぼろさんを演じてくださっていた声優の松来未祐さんが、
2015年10月27日、闘病の甲斐なく永眠されました。
享年38歳。あまりにも早すぎる死でした。
広島出身ということでたまゆらとの縁も深かった松来さんですが、
奇しくも亡くなったのがたまゆらの日2015と称した、憧憬の道に合わせたイベントの直前だったこともあり、公に発表されたのは11月の2日のことでした。
呑気に竹原巡礼してた時にはもうこの世にいなかったんだな〜と思うとなんだか馬鹿みたいに思えてきますが、
せっかくのイベントを湿っぽくしたくないという遺族やスタッフの思いを考えると複雑ですね・・・

今にして思うと何の根拠もなかったですが、
そのうち完治させて声優として帰ってくるものだと思い込んでいたため、突然の訃報が本当にショックで、
その日は喪失感が収まらず、まさに心ここにあらずといった感じでした。



柔らかく、それでいてどこか艶っぽい発声と、
キチガイキャラだろうが自然にこなせる高い演技力が魅力的な方でした。
自分はなんだかんだクー子のイメージが強いのですが、
このキャラは松来さん以外ありえないって心当たりは誰しも1つくらいはあるのではないでしょうか。





生前は声優が結婚するたびに、「なんでや!まつらいさん関係ないやろ!」と暖かいヤジを飛ばされる、
意欲満点なのに何故か結婚できない残念キャラとして愛されてきた松来さんですが、
奇しくもたまゆら最後の出演となったであろう卒業写真第2部響-ひびき-では、晴れて結婚することとなりました。

堂郷先生の片思いが実るのかどうか、この作品を通してずっと見守ってきました。
この二人の幸せな結末を、松来さんのほぼろさんで迎えられたことを本当に嬉しく思います。

どうぞ安らかに、ご冥福をお祈りいたします―












センチな気分を引きずりつつ、次は春アニメからこの作品を紹介したいと思います。









プラスティック・メモリーズ

設定の詰め方こそ少し甘かったものの、着想としては非常に評価している作品。

舞台は世界的企業であるSAI社が、ギフティアと呼ばれる人の心を持ったアンドロイドの開発に成功した世界。
ギフティアはSAI社の管理のもと多くの契約者に貸し出され、
家族・恋人・同僚等、それぞれのニーズに合わせた様々な形態で、人間社会に根を下ろしていた。

ギフティアは非常に高性能で、容姿も機能も、生身の人間と区別がつかないほどなのだが、ただ一つ弱点があった。
それは、ギフティアのOSが約9年しか持たないということ。
耐用期間を上回る稼働を続けていると記憶や人格に異常を来しはじめ、中には自我を失い暴走するケースもあった。
そのため、SAI社のターミナルサービス課という部署が、耐用期間を迎えるギフティアの回収作業に当たっている。

この作品は、ターミナルサービスに入社することになった主人公・水柿ツカサと、
タッグを組んで回収作業に当たることになったギフティア・アイラを中心として描かれています。



―というのがプラスティック・メモリーズの大まかな背景。

この作品は大きく2つのパートから構成されています。
前半パートは、新入社員のツカサが、多くの回収業務を行いながら、多くの「別れ」に立ち会っていきます。
先輩社員のアイラ自身が、思い出を引き裂く仕事と表現している通り、
契約時に手放すタイミングが分かっていたとしても。9年以上も一緒にいれば色々と思うところが出てきてしまうのが人間というもの。
特に、ツカサの所属することになった第1ターミナルサービスでは、「ギフティアのオーナーの心のケアも徹底する」ことをモットーとしており、
無理矢理ギフティアと引き剥がすのではなく、オーナーに納得してもらって回収することに重きを置いていました。
初めはマニュアル的な作業になってしまっていた主人公が、次第に大事な人を奪われるオーナーの気持ちを知り、
どうすれば悔いのない別れをさせてあげられるかを模索していく、オムニバス形式のハートフルな展開となっています。



そして、そんな回収作業をともにこなす中で、
ツカサとアイラが互いに惹かれあっていくのは至極当然なことではありますが、
実はアイラのギフティアとしての寿命が、あと3か月ほどしかないということを知らされるところから、物語の後半が始まります。

以前、余命1か月の花嫁のいう作品が一世を風靡したことがありましたが、まさにあんな感じでしょうか。
この日から、ツカサとアイラの終活が、物語のメインとして据えられていきます。



その中で特に私が好きなのが、ツカサがアイラの回収同意書にサインをするシーン。
ギフティアがその性質上多くの個人情報を記憶してしまっている都合、
ギフティアの処分につきオーナー自身が同意書にサインし、機能の停止に立ち会うことになっています。
事務的にはもちろんそれが正解ではあるものの、人の心を考えると非常にツラい瞬間でもあります。

ターミナルサービスの仕事を通して、多くのオーナーの最後のあがきを見てきたツカサは、
いざ自分の番になったとき、
「たまにふと考えちゃうことがあるんだ、このまま二人で遠くに逃げたらどうなるんだろうって。」
と、今まででは無いほどの弱気な、それでいてまっすぐな愛情をアイラにぶつけてしまいます。



それを、これから消えてしまうアイラが「つらい思いさせちゃってるね」と健気に励ますシーンが本当に心に来ます。



「もし自分の命の時間が予め決まっていたとしたら、俺ならどう受け止めるだろう」
というツカサの独白から始まるこの作品。
色々と考えさせられることの多い、素晴らしい作品だったと思います。












ということで、今回はこのくらいで振り返りを終えようと思います。
3クール分でこれですか?という意見もあるかと思いますが、
社畜は大変なんだ死ね正直なのところ、あえてピックアップして推していきたい作品があまりなかったので、
筆が進む作品があまりなかったというのが正直なところです(´・ω・`)

社畜化してスケジュールの自由は聞きづらくなったものの、
生活に癒しが必要になったことや、職場でオタクに知り合えたこともあるので、
このブログもいずれまた隙を見て更新していきたいと思います。巡礼自慢もしたいしな!・。・!



最後は今後の注目作を宣伝して終わります。












正直これ以上何やるのかよく分かんないですけど、とりあえず期待しています。
実は今年に入ってから、聖地巡礼のほかに舞台挨拶という新たな趣味を手に入れたので、
アニメ映画に興味がある方は一緒に行きましょう。映画の満足度が体感1.8倍ほどになります。
ちなみに一番上に挙げた枠だと、
たまゆら〜卒業写真〜 第1部 芽-きざし-
たまゆら〜卒業写真〜 第2部 響-ひびき-
たまゆら〜卒業写真〜 第3部 憧-あこがれ-

ラブライブ!The School Idol Movie
・劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza
デジモンアドベンチャー tri.第1章「再会」

ガールズ&パンツァー 劇場版

は舞台挨拶に行きました。意外と当たる!・。・!

特にデジモンの舞台挨拶は、倍率が結構高かったらしく、
司会のお姉さんに選ばれし大人たちと煽らました(自慢)
子供たちの声は変わってしまいましたが、記憶のままのアグモンとガブモンの中のおばちゃんを生で見れたのは感無量でした。


マスコミ達の撮影タイムも初めて見たので、ミーハーマンはめっちゃテンション上がりました。

3月には第2章が待っていますので、懐古厨は是非。
(世代じゃないと大して面白くないかもしれない・・・)






最後詐欺ですが、最後の最後に、年末恒例の、今年のパワー作品をランキング形式で紹介していきたい。
紹介していきたいと思っていたのだが・・・
今年は正直自分の中でぶっちぎりに評価している作品が2つあって、それに他の作品を並べるのが失礼に思っているので、
スト2という半端な感じで終わりたいと思います。






第2位







SHIROBAKO

大正義。
アニメ制作という地味な内容をここまで熱くできたのは本当に凄い。
前回取り上げた際は前半パートだったが、
後半パートの原作あり&後輩ありという捻りでも文句ない完成度を誇っていた。
最後の最後でずかちゃんがご都合主義なく報われたのも上手いところで、
これ以上しっかりまとまった作品は次いつ出るのか正直分からない…






第1位






四月は君の嘘

尾田栄一郎が嫉妬したらしいですけど、正直そんなことはどうでもいい。
本当に、本当に完成度の高い作品。
前回記事でも推したけど、結局今年はこれを超える作品には巡り合えませんでした。
とりあえず見ろ。もうそれ以上は何もない―












ということで、3期まとめてにしては分量的にはアレですが、今回はこの辺で勘弁していただきたい。
まとまった時間の確保が難しくはなりましたが、アニメモチベ自体は引き続き走っているので、隙を見て更新していきたいと思います。



それでは!ノシ